人気ブログランキング | 話題のタグを見る

子育てdairy


皆さんの子育てに関するドキュメンタリーをお届けします
by kosodatey
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
メモ帳

お腹の赤ちゃんがくれた生きる勇気

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
 
. :   ☆ 。.  コ┃ソ┃ダ┃ テ┃ク┃ ラ┃ブ┃
。.: *▲▲* : ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
  *★▲★*:  
: :*▲▲▲▲*  「お腹の赤ちゃんがくれた生きる勇気」 
 ~~~∥~~~  http://kosodatey.exblog.jp/
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Vol.37 ━━━━━━━━┛

1月31日、雪の降るとても寒い夜。

テレビを見ていた私に、突然
今まで味わったことの無い
痛みが襲いかかって来ました。

心臓から左足の先端まで、
ギューッと締め付ける、
尋常ではない痛みです。

そして、次の瞬間、左足が痺れ全く
思うように動かなくなりました。

全身にあぶら汗をかき、そのまま
倒れ込んでしばらく動けないで
じっと痛みをこらえていました。

幸い意識があり、近くにあった携帯電話まで
這うように体を滑らせ、やっとの思いで携帯電話
を掴むことが出来ました。

妻は、お産の準備で実家に帰っており、
近くにいるのは母屋にいる祖母だけでした。

私はとりあえず、母屋にいる祖母に電話し
私のいるところまで来てもらいました。

慌てた祖母は、救急車を呼ぶことが出来ず、
看護師である娘(私の叔母)に電話して
救急車を呼ぶように伝えました。

20分後、救急車は家に到着し近くの
病院へと搬送されました。

病院でCT等の精密検査を受け、医師の判断は、
その病院から車で2時間離れた、中央の病院へ
行かないと助からないという判断でした。

それから、1時間半程経って受け入れ先の
医師と看護師が心臓専門の救急車で迎えに
来ました。

その後の記憶は無く、気付くと病院のベッド
の上で両腕に点滴を受けた状態で寝ていました。

そして、医師に告げられた病名は、
「急性大動脈乖離」という、心臓から出ている大動脈の層が
はがれてしまう病気です。

お腹のところで、血流が途絶え左足に血が通わず、
このまま何もしなければ左足を切断しなければならないと
診断されました。

原因は80%以上ストレスによるものだと告げられました。

サラリーマンである私は、毎日朝7時に家を出て
夜中の1時ごろ帰宅、晩飯は、会社の近くの
コンビニで買った、おにぎりとカップラーメン
の生活でした。

いつ病気になってもおかしくない状態でした。

足を切断するのは、絶対に嫌だったので、左鎖骨
から腹部にかけ血が流れるようにする為、人工で
出来た管を入れる手術を行いました。

手術は5時間かけて無事成功しました。
でも、血管が裂けている状態は変らないので
安静にしていることが必要でした。

力を入れたり、激しい運動をすると、大動脈の
裂けが広がり出血して、その血が固まり血流
が無くなってしまうからです。

中長距離走やテニス、ソフトボール等を
していた私には、安静にすることがとても
苦痛でした。

そして、「この先俺の体はどうなるのだろう。」
という大きな不安でいっぱいでした。

そんな時、妊娠中の妻が小さなベッドを借りて
24時間看病してくれました。

私は、妻のお腹の中にいる赤ちゃんに、
「お父さんお前のためにも、頑張って元気になるから」
と妻のお腹をさすりながらいつも語りかけていました。

もし、側に妻がいなくて、お腹の子供に語りかけて
いなければ、私はこの先を思い悩んで自分の人生を
終わらせていたかも知れません。

もちろん私を助けてくれた家族や救急隊の方
病院のスタッフがいて助けてくださったからこそ、
生きているのです。

心から感謝しています。

でも、私を前向きに頑張る勇気をくれたのは
間違いなく、妻とお腹の中にいる赤ちゃん
です。

「お腹の赤ちゃんがくれた生きる勇気」をくれました。

私は、このかけがいのない家族の絆を一生
大事にして行きます。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


お読み頂きありがとうございます。

下記をクリックするとブログの人気度ランキングがあがるので
1日1回クリックをしていただけると有難いです。


by kosodatey | 2008-05-10 00:18
<< 血のつながりを越えた親子 息子にもらつた幸せの言葉 >>


最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧