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皆さんの子育てに関するドキュメンタリーをお届けします
by kosodatey
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子供だけの村

アフリカのある地域のお話です。

大人が完全に未来を捨て、好き勝手に町を荒らし
子供は危険から自分を守る術を知らずに、生きるしかない

現代に、こんな村があるなんて信じられますか?

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: :*▲▲▲▲*  「子供だけの村」 
 ~~~∥~~~  http://kosodatey.exblog.jp/
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Vol.23 ━━━━━━━━┛


アフリカの一角には、
HIV(エイズ)の有病率が30%以上と、
非常に深刻な問題を持っている国があります。

そこでは、人口およそ220万人の国のうち、
9万3000人もの子供たちが、HIVにより、
片親、または両親を亡くしているのです。

その中の、ある村に、マツィディソ・ラセノコという
14歳の女の子がいました。
5年前に母親を亡くし、次いで昨年、彼女がまだ10歳のときに
父親も亡くなりました。

彼女には14歳にして、、養わなければならない
5歳の弟と7歳の妹がいます。

そのようなわけで、彼女は学校には行かず、
他人の家の掃除など、さまざまな雑務をこなしては
妹たちの日々の生活を支えています。

1日の労働を終え、疲労と共に帰途につく彼女に
休まる所はありません。

日が落ち始める頃、、彼女は妹と弟を連れ、
およそ800m離れた近所のおばさんの家に
向かいます。

到着すると、その家の庭で
3人、川の字になって眠るのです。

彼女たちは、自分たちの家があるのに、
夜、安心して自宅で眠りにつくことは
ないのです。

彼女に「どうして、自分の家で寝ないの?」と
尋ねても、彼女は決して口を割ることはありませんでした。

ただ、「将来は、兵士になりたい。悪いやつらをなくしたいから。」
と言うのです。


彼女が毎晩、庭を寝床にしている家のおばさんは言います。

「村の人間がおかしくなっている。
自分がHIVにかかったことを知った若い男は
いずれ自分が死ぬことを知っている。

だから夜になると、両親のいない家の少年少女を物色して、
乱暴し、好き勝手な毎日を過ごしているんだよ。
訴える術を知らない子供たちは、毎晩、恐怖の夜を過ごしている。
かわいそうだが、黙認せざるを得ない社会なんだ。」


しかし彼女は、同情されることを嫌い、
つらい過去があるようなそぶりは一切見せません。

悲しみの中で希望をもちながら、強い眼差しで
「私には大切な家族である、妹と弟がいる。
彼らを守ってあげられるのは私しかいないから。」と、
やさしく微笑みました。

彼女が支えてあげなければと想う家族が、
なにより彼女自身を支えているのです。

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by kosodatey | 2007-12-27 09:39
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